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市議会12月定例会の文教経済常任委員会が17日開かれ、教育委員会所管の審議で西川教育次長が、「西川市長から市内宝町の小松エスト柏崎工場跡地の利用候補の1つとして、枇杷島小の移転・改築を検討するように、との指示を受けている」と報告した。エスト跡地をめぐっては、今市会の一般質問で市長が「公共施設を含めての有効利用について真剣に検討したい」と答弁していたが、具体的な候補名が挙がったのは初めて。
枇杷島小は、校舎老朽化により地元が早期改築を求めている。西川次長は「陳情は数年前から行われ、その中で地元としては鏡が沖地内に用地を求め、移転・改築してほしいと要望してきた。これらの陳情を受け、教育委員会では2005年度からの第4次長期発展計画で位置付けて、なるべく早い時期の事業実施を考えていた」と説明。また、「位置については地元の要望である『鏡が沖に用地を求めての改築』は、農地転用などなかなか難しい問題があり、現地での改築を基本姿勢としていた」と述べた。
こうした中で、市長からの指示を受けたことについて西川次長は「教育委員会としては、校地としての環境状況の比較、事業費などの試算、複合施設の可否なども含め、有効利用の検討を進めたいと考えている」と報告した。
これに対して、複数の議員が質疑を行い、北岡逸人氏(無所属)が広さや学区、取得金額の点からただした。西川次長は「エスト跡地は約6万平方メートルあるが、通常小学校の用地としては2万―2万5,000平方メートルが必要」「学区は同じ学区になる」「金額は(先行していた)仮契約の相手とは22億円と承知している。市が求めるとすれば、少しでも下回るように市長がコマツ側と話している」と答弁した。
梅沢明氏(市民クラブ)は「考え方としては悪くない。今後難儀が予想されるが、議会、地元対応など順序よくやってほしい」と要望。高橋新一氏(社会クラブ)は今後の検討状況などをただし、西川次長は「土地の処遇をめぐっては来春まで、柏崎市を優先にすることでコマツ側の基本的了解を得ていると聞いている」と答えた。
(2001/12/17)
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