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エスト跡地、基金運用して取得を

 市内宝町の小松エスト跡地の取得問題をめぐり、市は4日、市議会との意見交換会を市役所で開いた。西川市長は、21億円の価格を予定している取得の方法として、柏崎地域土地開発公社が市の公共用施設維持管理基金の貸し付けを受けて購入する案を示した。

 エスト跡地は約6万1700平方メートルの広さがあり、昨年来、市立枇杷島小の改築移転を柱に市が取得の方向を打ち出している。意見交換会で西川市長は、枇杷島小校地に約2万5000平方メートルを充て、残りは市町村合併をする場合の新たな都市整備、ミニ新幹線が実現した時の駐車場の用地として期待できると述べた。また枇杷島小改築にはPFI(民間資金等活用事業)方式を考えたいと改めて述べ、その中で現校地を売却して土地取得費を軽減することにも触れた。

 土地を所有するコマツとの話し合いの経過について市長は、取得価格を21億円とすることや、コマツが建物・構築物の解体撤去をすることなどで仮合意に至っていると説明。当初の今年3月末までという市の最終意思決定時期を延ばしてもらっているとした。

 さらに市長は、取得の方法は、いくつかある案の中で、累計46億円の市公共用施設維持管理基金の一部を柏崎地域土地開発公社に貸し付けて、同公社が購入して市が買い戻すことが最も適切であると述べた。村木財務課長は、公社が銀行借り入れで購入する場合と比べて金利が低いため、買い戻し時の価格を抑えられることや、ペイオフ時代の新しい基金運用になることを利点に挙げた。

 議会側が「コマツにいつまで待ってもらえるのか」とただしたのに対し、市長は「長期に引っ張るのは信義の問題から申し訳ない。コマツ側は来年3月決算に間に合わせたいとしており、建物解体などを考えると9月議会では意思決定したい」と答えた。

 一方「枇杷島小の改築は第3次長期発展計画に入っていない」という議会側の質疑に西川教育次長は、2005年度からの第4次計画に位置付けて、早くて2005年の設計、2006・2007年の建設になるとの見通しを述べた。

 エスト跡地取得について財務課では、市が考えている手法をとる場合、議会に対しては、市で買い戻すための債務負担行為を補正予算案に計上することになるとしている。

(2002/ 7/ 4)

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