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市教育委員会は、子供たちの無煙環境を目指し、4月1日から全市立小・中学校の学校敷地内で全面禁煙に取り組み、9月1日から完全実施する。2003年5月に施行された国の「健康増進法」に伴うもので、校舎内はもとより、校地も対象。小・中学校での全面禁煙は妙高高原町で実施されているが、柏崎のような規模の市では県下初めて。
市教委では、「受動喫煙の防止」の努力義務を負うとした「健康増進法」に対応するため、昨年4月から禁煙への検討を開始した。学校は子供たちの健全な成長と教育の場であることから「学校敷地内全面禁煙」を目標に掲げ、喫煙者への配慮も並行して考えながら、検討を重ねてきた。
一方、学校に働く全職員にアンケート調査も実施した。職場の空気環境、受動喫煙の健康影響、喫煙対策などの質問を通して、学校で講じている対策の現状、現対策に対する意見・思い・多数の禁煙対策への希望、非喫煙者の実態や思い、喫煙者の考えなどを把握した。
これらを総合的に判断し、(1)たばこ(ニコチン)は依存性薬物で薬物教育の対象である(2)学校は喫煙防止教育を行い、教員はその指導にあたること(3)学校は喫煙防止の環境であること。指導者は自ら禁煙者であることが求められていること――などから、市教委では「『全面禁煙が必要』と判断した」としている。これにより、児童生徒の喫煙防止教育の徹底、健全育成を図る構えだ。
全面禁煙は教職員をはじめ、学校を訪れる保護者、来校者、学校開放利用者も対象にし、今月中に各学校からそれぞれへ周知していく。市内ではすでに今年度から比角小が校舎内、荒浜小が校舎内、校地で禁煙を実施しており、これで全校がそろうことになる。
(2004/ 3/ 2)
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