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地元産こしいぶきで「網代焼」

 市内駅前1の菓子店「新野屋」(新野京一代表取締役社長)と柏崎農協(今井長司・経営委員会会長)が、JA柏崎産こしいぶきを原料に共同で試作した「網代焼」が7月29日から、県柏崎地域振興局の生協売店で限定販売されている。

 新野屋は1894(明治27)年の創業。「網代焼」は1903年、砂糖が貴重で和菓子の値段が高かった時代に、「多くの人からおいしいと喜ばれ、求めやすく、日持ちするお菓子を」という創業者の夢から、当時も豊富だった米を使い、海老(えび)粉やしょうゆなどを加え、国内では初の機械作りの米菓として製造が開始された。米は「網代焼」に適したコシヒカリを県内各地から調達しており、さらに数年前から岩船産コシヒカリ・エコファーマー米を使用した「網代焼」も製造。従来とは少し異なる食感で新しい客層も増えているという。

 「いつかは柏崎産米をうたった網代焼を作りたかった」と新野社長(56)。一方、柏崎農協ではこしいぶき栽培の先進地としてブランド力を高めていきたいと「こしいぶきの郷(さと)」の商標登録を申請するなど、販売に力を入れていた。今年の春、新野社長と今井会長の間で農協の委託製造という形で試作品づくりの話がまとまった。

 こしいぶきの「網代焼」は定番の「網代焼」と比較して、歯触りがソフトで、上品な味わいに仕上がっている。

(2008/ 8/ 1)

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