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柏崎原発6、7号機で点検漏れ
東京電力が中越沖地震で被災した柏崎刈羽原発で進めている点検作業に漏れがあったことが経済産業省原子力安全・保安院の指摘で分かり、東電は三日、6、7号機あわせて5カ所の配管で点検が一部未実施だったと保安院に報告した。確認の結果、健全性に問題はなかったが、6、7号機とも機器単体の点検・評価が終わったとして昨年12月と9月にそれぞれ系統機能試験に入っており、保安院では点検漏れ自体は重要なことと見て、東電に口頭で注意した。
保安院柏崎刈羽原子力保安検査官事務所によると、1月23日、6号機の立ち入り検査をした際、点検個所のリストと記録が一部合わなかったことから、東電に全号機での調査を指示した。同社の報告によれば、建屋間の計装用空気圧縮系配管などの貫通部が6号機で3カ所、7号機で2カ所いずれも溶接部の目視点検などが一部未実施だったことを確認。直ちに点検を行い、異常はなかったという。
原因は、メーカーや東電のグループ間で担当の点検個所の数え方が違い、お互いに照合をしていなかったためで、どちらにも入らない個所が出た。
(2009/ 2/ 4)
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