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合唱を通し、歌の持つ力をかみしめた音楽イベント「歌は友だち」=市民プラザ (2024/10/02)


市内12会場を歌や演奏でつないだ「音市場」。会場の一つでは、ラテンやポップスなど幅広いジャンルの曲で楽しませた=市内東本町1、バル酒場PaPiCo (2024/10/01)


「柏崎からの挑戦」と題したトークイベント。富澤慎選手、棚村克行選手、 筈井翔太コーチ、吉野公浩監督(左から順に)が五輪や甲子園でのエピソードを披露した=29日、産文会館 (2024/09/30)

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金泉寺の節分にあがた森魚さん

 中越沖地震で被災した市内長崎、金泉寺(小林知行住職)で3日、2年ぶりに節分の鬼踊りが行われた。シンガーソングライターのあがた森魚さんが飛び入りで出演し、往年のファンを喜ばせた。

 同寺の節分会は24年目。あんどんの明かりが境内を照らし、再建された本堂に親子連れなどが詰め掛けた。マジック、お笑いトークが沸かせ、日本海太鼓が春の部を演奏した。

 あがたさんは、小林住職の三男で俳優の小林三四郎さん(50)と同じ所属事務所。映画監督、俳優としても活躍中。昨年還暦を迎えて全国ツアーを行い、この日は京都から駆け付けた。「ぼくのデビューの年(1972年)は沖縄返還、田中内閣誕生、列島改造、(日中国交回復で)中国からパンダが来た」と述べ、デビュー曲の「赤色エレジー」など3曲を歌い、観客と声を合わせた。

 豆まきでは、いじわるなど邪心を表す5色の鬼が現れ、口上に合わせて金棒などを振り上げた。日本海太鼓がどらや太鼓で盛り上げた。年男年女が豆をまき、鬼が退散すると、豆拾い、福引きで笑顔があふれた。地元の年配女性は「もとは子供会で始めた行事。和紙で作ったかみしもは今も現役」と感慨深そう。小林知明副住職は「震災のおかげで全国の人に助けられ、人と人とのきずなを知った」と感謝した。

 あがたさんは「そば屋で歌ったことはあるが、節分の豆まきでは初めて。皆さん大きな声で歌ってくれ、今日は楽しかった」と満足そうだった。

(2009/ 2/ 4)

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