PHOTOニュース

創立100周年の柏崎信用金庫記念式典。これまでの歩みを振り返り、さ らなる発展を誓った=23日、柏崎エネルギーホール (2024/04/25)


柏崎市の子育て支援に役立ててほしいと、1千万円の目録を贈る入澤理事 長(左から2人目)=22日、市役所市長応接室 (2024/04/24)


市内愛好家が作ったつるし雛が飾られた座敷=市内新道の史跡・飯塚邸 (2024/04/23)

>>過去記事一覧
書家・真貝さんが25日まで個展

 市内栄町、書道家・真貝洋子さん(84)の作品展「かなの世界に遊ぶ」が15日から、フォンジェ内のテナント・シェリーヴ(中村まち子さん経営)で始まった。中越沖地震で自宅が全壊し、再建までの1年半を市外で過ごした真貝さんにとって、記念の作品展。再び柏崎に戻った喜びと感謝の気持ちを、地震の難を逃れた作品とともに表した。

 真貝さんは地震後、全壊した自宅から身内、ボランティアの手を借り、それまで書きためた数百点の書作品をすべて救出。市内の親せきに預かってもらいながら、自身は夫と一緒に、埼玉県で暮らす長男の家の近くのアパートを借りていた。1年半ぶりに家の再建を果たし、このほど住み慣れた柏崎に戻った。

 個展は、真貝さんが教員を務めた中学時代の教え子の中村さん(59)の声がけで実現した。展示は額、軸、折り帳、色紙など大小約50点。「百人一首」を中心の題材は、かな、挿絵が優しさを呼ぶ。お気に入りの貞心尼の歌、4メートルの大作の「針切」など“蔵出し”の作品がずらり。アパート生活で取り組んだ「春の小川」など童謡集も春待つ心でつづられた。

(2009/ 1/16)

※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。


すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。