ハクチョウが飛来しやすいように、ハスを刈る愛護会=8日、市内西山町の長嶺大池 (2024/10/11)
水球の日本選手権に出場するブルボンKZ男女の壮行会=9日、まちから (2024/10/10)
特定行為研修センター第5期生の入講式=国立病院機構新潟病院 (2024/10/09)
>>過去記事一覧
市内北条地区が今夏、緑色のナス「つららなす」の収穫と東京の有名料理店への出荷で大忙し。事業を進める北条地区コミュニティ振興協議会(江尻東磨会長)では、地域の新しい特産品として育てていく考えだ。
「つららなす」は元々、タイが原産の「万寿満茄子(ますみなす)」で、熱を加えると皮の緑色がさらに鮮やかになることや、あくの元にもなるアントシアニンが少ないのが特徴。同地区西長鳥の中川ナツ子さんが20年前から自家用に栽培。短冊に切り、冷たくして食べる時の雰囲気から「冬のつらら」を連想し、「つららなす」と呼んできた。
昨年秋、広田鉱泉で開かれた薬膳料理講習会の講師を務めた料理研究家・田名網絲子さんが、中川さんの持参したナスを見て気に入り、東京に持ち帰った。田名網さんは、玉川大学で食品加工技術を指導していた知人の福田栄一・同大硬式野球部監督にナスを紹介。福田さんの教え子で有名料理店「なだ万」「今半」の調理長らにナスが手渡され、「ウニとキャビア添え」「なすしんじょうのはさみ揚げ」などフルコース用メニューの試作誕生に至った。ナスの収穫シーズンを迎えた今夏は天ぷらの「銀座天國」なども加わった。
北条地区では、要望に応えるため、無農薬有機栽培に取り組む農家12戸で約800株を栽培。中川さんの栽培経験をベースに、品質向上に向けた勉強会も重ねている。
(2008/ 8/ 2)
※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。
すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。