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綾子舞が2年ぶり現地公開
国指定の重要無形民俗文化財「綾子舞」の現地公開(市綾子舞保存振興会、市主催)が14日、市内女谷の綾子舞会館前で行われた。昨年は中越沖地震で中止になり2年ぶり。震災からの復興を願い、演者、囃子(はやし)方がピタリと息を合わせた舞台を繰り広げ、歴史の重みを今に伝えた。会場は市内外から過去最多の2000人以上が訪れ、優雅な舞台を堪能した。
綾子舞は女性が踊る小歌踊と男性による囃子舞、狂言の3種類を総称。出雲の阿国(おくに)の初期歌舞伎の面影を色濃く残す古雅な芸能だ。周辺の水田が黄金色に染まる中、舞台清めの「払い舞」で幕を開け、「常陸踊」「掏摸(すり)」「小原木踊」「恵比寿(えびす)舞」など12演目を披露した。会場は赤いゆらいと独特の所作に見入り、せりふ回しに聴き入った。
熱心に見守った市内出身の北原保雄・前筑波大学長(72)は「けいこの成果が出て、そろっていて美しい。舞台から皆さんの熱意が伝わる。狂言などは研究の対象として興味がある」と話し、“綾子舞応援団長”の須藤武子・日本民俗舞踊研究会代表(76)は「民俗芸能は暮らしと自然にはぐくまれた宝。その意味で鵜川の地で、現地公開が大勢の協力のもとでできることは大変素晴らしい」と感無量だった。
(2008/ 9/16)
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