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栃ケ原ダムが4月下旬満水目指す

 昨年10月から試験湛(たん)水に入った市内高柳町地内、柏崎周辺地区国営農業水利事業・栃ケ原ダムはこのほど、最低水位の標高146.5メートルまで水がたまった。この水位は将来のダムに砂がたまった場合の「底」にあたるもので、農業用水として使う量の貯水はこれからが本番。日程的には少し遅れているが、4月末には満水にするスケジュールだ。

 栃ケ原ダムは総貯水量247万立方メートル、有効貯水量230万立方メートル。ダムの堤高は52.7メートル。満水時の水位は標高で172メートル。

 試験湛水は慎重に進められており、2月に入ってから最低水位のレベルまで水をため、現在はこの段階で水位を安定させながら、収集したデータを分析中だ。ダム湖の1番深い部分で水深は20メートル近くあるが、水量的にはごくわずか。ダムは長い年月に砂がたまっていくことを想定し、この分の水は使わないものとして計画し、築造している。今回は初めての湛水のため、現段階はいわば、この砂に当たる分に水がたまっており、これからが農業用水として使う量の実質的な貯水ということになる。

 今年は少雪で、栃ケ原集落内の積雪は約50センチ。ダムは集落より低い場所にあり、積雪も少ない。ダム湖の右岸側は南向き斜面で日中は日光が常に当たっているため、こちらの斜面はほとんど雪が解けて土が露出している。

 事業を進める北陸農政局柏崎周辺農業水利事業所(河津宏志所長)は当初、4月上旬ごろの満水を想定していたが、作業の遅れと少雪により、満水は同月下旬になるものと見ている。完成は2010年春。

(2009/ 2/ 6)

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