「お父さんと作ろう クリスマスケーキ」の講座。甘い香りと和やかな雰囲気に包まれた=7日、市民プラザ (2024/12/10)
市優良建設工事の表彰式。市長を囲んで、前列左から丸高建設、北洋、大和運送建設、中澤組、柏崎設備工業、植木組柏崎支店 (2024/12/09)
人口減少時代の地域づくりなどを考え合った「柏崎学シンポジウム」=1日、新潟産大飲食店に飲酒運転根絶へ協力を求める柏崎署員ら=5日夜、市内新花町 (2024/12/06)
>>過去記事一覧
中越沖地震で被災した東京電力柏崎刈羽原発で最も点検・復旧が進む7号機で、原子炉を動かす起動試験が可能な段階に入ることを受け、泉田知事、会田市長、品田刈羽村長が6日、県庁で会談し、「起動試験は運転再開であり、その前には地元の了解が必要」とする認識で一致した。
非公開で行われた会談後、泉田知事は「起動試験を行うことは核分裂で発電することであり、起動試験の時点が運転再開であるという共通認識を確認した」と述べ、「今後さらにコミュニケーションを取りながら、さまざまな事態、事象に対応していく」とした。会田市長は「3者で率直な意見交換ができた。起動は試験といいながらも運転状態につながる。事前了解が必要」、品田村長は「地震後、初めて3人で話ができたことが大きな成果だと思う」と語った。
今後は起動試験開始への判断基準が焦点になっていくが、知事は「まだ国の原子力安全委員会の判断が出ておらず、県の技術委員会の議論も収束したわけではない。先のことは予断を持たずに対応したい」とし、時期の明言も避けた。また市長は「発電所の安全性が確認、確保されることが大前提。その上で、国の専門委員会、県の技術委員会などの判断、意見を聞きたい」と改めて述べた。村長は「判断は2つあり、技術的なことは国など規制当局、地元としては安全協定に基づく了解だ。技術委員会は判断の一助になる」とした。
(2009/ 2/ 6)
※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。
すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。