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縄文古木でコカリナ製作、初披露へ

 中越沖地震からの復興を祈念し、被災した市民をコカリナの優しい音と演奏で励まそうと、「がんばろう柏崎!コカリナコンサート」が20・21日、柏崎エネルギーホールで開かれる。メーン出演者でコカリナ奏者の黒坂黒太郎さんが、今回の地震で海に出現した縄文時代の古木で作ったコカリナを持参。数千年の時を経て響く音色が話題になりそうだ。

 コカリナは、ハンガリーの民族音楽の笛を発祥とする楽器。2005年と06年に市内東本町1の福厳院(栗林文英住職)で「蔵シックコンサート」として黒坂さんの演奏会を開催。それがきっかけで結成された柏崎コカリナクラブ(代表・栗林住職)が今年のコンサートを主催する。

 20日は午後7時―9時、21日は午後2時―4時半。黒坂さんとコカリナクラブのほか、歌・オートハープの矢口周美さんらが出演し、黒坂さんはオリジナル曲やフォーク、コカリナクラブが「小さい秋見つけた」「大きな古時計」などを演奏。21日は新潟コカリナ合奏団なども応援出演する。

 古木は中越沖地震により、柏崎から出雲崎の沖合海底に大量に出現したもので、約3000年―6000年前の縄文時代の木。04年の中越地震の時、倒れた山古志の杉をコカリナにしたことのある黒坂さんは、縄文古木から2本のコカリナを作り上げた。「見かけはあまり良くないが、柔らかなとてもいい音。ひどい災害の中で自然はこんなプレゼントもしてくれた」と本人がメールで伝えてきた。

(2007/10/11)

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