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えんま通りで「絵馬の館」再開

 絵馬のコレクターとして知られる市内東本町2(えんま通り)の小林清一さん(73)がこのほど、中越沖地震で倒壊したコレクション館「絵馬と土鈴の館」を約2年ぶりに再開した。自宅裏に約25平方メートルのプレハブを建て、絵馬772枚、土鈴133個を展示。約20年間にわたる集大成で、個々の詳しい収集データも保存してある。小林さんは「地震による倒壊からいろんな段階を経てようやく再開できた。希望者には解説付きでお見せしたい」と張り切っている。

 同館は4年前、土蔵の2階を改造してオープンしたが、古い建物だったため中越沖地震で全壊。コレクションもがれきの下になり、大半の約600点を失った。掘り出すことができたのは、絵馬約550枚と土鈴約70個。長岡造形大の学生ボランティアらの助けを借りて掘り出し、洗浄・補修したという。さらに各地のコレクターへの寄贈依頼や、自らの収集で新しく約300点を増やし、今回の再開にこぎつけた。

 入館には予約(電話23―6975)が必要。

(2009/ 6/ 5)

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